自分と他人を比較して「なんて、俺はダメな奴なんだ」と自分を必要以上に責める人っていますよね。
真面目な人ほどその傾向が強い気がしますが、僕はそういった人を見るたびに「他人との比較なんてしなくていいのに!」と思ってしまいます。
負けず嫌いであることは良いことなので「くそ、今に見てろ!ぜってぇぶち抜いてやる!」と思えるタイプの人ならどんどん他人と比較してやる気を出せばいいです。
でも、他人との比較がマイナスになってしまうタイプの人なら他人との比較なんかしなくていいです。
結局、他人との比較なんてキリがないですからね。
だって、上を見たらキリがないですよ、どこの世界にも上には上がいるわけですから。
これは僕の話になりますが、僕は昔から身体を鍛えるのが好きで今でも筋トレを続けているんですが、筋トレでも同じことが言えます。
それこそ、身体を鍛えるのが仕事の人(ボディービルダーとか格闘家、ラガーマンとか)なんていうのは桁違いの身体をしていています。
そことの比較なんてほんと無駄でしかありません。だって、求めてるものが違うから。
それよりも自分がどんな身体になりたいのか、そして、それにはどれくらいやれば近づけるのか、を考えてやることが大事なんです。
だから他人との比較を上手く利用して頑張れるなら利用すればいいですが、他人との比較がマイナスに働くようならしないようにしましょう。本当意味ないですから。
それよりは、過去の自分との比較をするようにしましょう。
昨日より今日、今日より明日、明日より明後日、と一歩一歩自分は進んでいるのか、成長しているのか、を見るんです。
あなたが仮に「月収100万円」という目標を掲げているのであれば、それに対して自分はどれほど近づいているのかを比較して、あなたがその目標に近づいているのならそれでOK、近づいていないならどうやったら近づけるのか、それだけを考えましょう。
どうしても他人の結果を見てしまうと焦ってしまうと思いますが、他人がどれだけ稼いだとかどうでもいいです。
だって、一時的に大きな金額を稼いだとしても次がないと意味ないし、大事なのはずっと続けること、ずっと稼ぎ続けることですからね。
ビジネスの世界でも最初はすごかったけど、今は何やっているかわからない人はたくさんいます。
逆に最初は全然ダメだったけどコツコツとやって、今ではものすごい活躍をしている方もたくさんいます。
スポーツの世界だと、どうしても年齢に制限があるので(一般的に30後半で引退するという意味)コツコツとか言ってられないところもあったりするんですが、ビジネスの場合はそれこそ、70とか80とかになってもやることができます。
だから、いくらでも挽回のチャンスはあるし、周りとの比較なんてしなくていいんですよ。
それより大事なのは過去の自分との比較です。
だから自分がどれだけ目標に近づいているか、それだけに意識を集中してやりましょう。
なんで今回、こんな話をしたのかというと、僕の周りでも他人との比較に悩んでいる人が結構いて、それをモチベーションにやれるタイプの人ならいいんですが、他人との比較に縛られて辛そうな人が結構いたので書いてみました。
今これを書いていて思ったんですが、年収とかもそうですよ。
一般的に年収1000万あると成功者っぽく言われることが多いのでみんなそこを目指して頑張りますが、果たして全員が全員、1000万稼ぐ必要があるかというと、そんなことありません。
東京に住むなら物価が高いので1000万ぐらい欲しいところですが、地方なら1000万も必要ないし、物価の安い国ならもっと少ないお金で生活することができます。
何が言いたいのかというと、自分にとって必要な額を稼げればいいってことです。
だから自分はどれくらいのお金が必要なのか、どういう暮らし方、生き方をしたいのか、をよく考えないとダメですね。
これは会社経営もそうです。
どうしても売上が大きかったり、社員を多く雇っていたり、上場していたりすると周りから「スゴイね!」なんて言われて、チヤホヤされるのでとりあえず、規模を大きくしようとしがいがちですが、本当にその必要があるかどうかも考えないとですよね。
他社と比較して頑張ろうとすることが悪いわけじゃないけど、上見たらキリがないし、ほんとにそこまで大きくする必要があるかどうかも考えないとしんどくなるだけです。
特に今後は人口が減って、経済が縮小していく中で他人(他者)との比較で何も考えずに拡大路線でやっていこうとすると本当しんどくなります。
経験上、言えるのは大きくするのは簡単だけど、縮小、小さくするのって本当に大変です。
だから、身の丈に合う経営じゃないけど、「自分は自分、他人は他人」っていう生き方、ビジネスの仕方がこれからの時代はより求められるのではないかと思います。
長くなってしまいましたが、本日は以上です。
ぜひ、参考にしてください。
ではでは。