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超残念な本の読み方をしている人の特徴

朝比奈です。

最近、サラリーマンの方の中でも危機感を感じている人が増えているのか、ビジネス書を読んでいる人を見かける機会が増えました。

とても素晴らしいことだと思います。

ただ、「残念な本の読み方だな」と思わず思ってしまうような本の読み方をしている方が思っている以上に多かったりします。

本日は残念な本の読み方をしないために、残念な本の読み方をしている人の特徴について紹介します。

自身の読み方と照らし合わせて、今回、紹介するような読み方をしていないかどうかをチェックしてみてください。

残念な本の読み方をしている人の特徴

残念な本の読み方をしている人の特徴は、主に2つあります。

まず、1つ目は本1冊すべてを読もうとしているです。

本を網羅的に読めば、確かに勉強をしている気分にはなると思います。

しかし、実際に知識が身についているのかというと、身についてはいません。

なぜかというと、1回読んだだけで知識として定着させることは不可能だからです。

本を読む際に大事なのは、網羅的に読むことではありません。

そうではなく、本当に読むべき大事な部分、エッセンスを抽出し、何度も何度も読んで自分のモノにすることなのです。

では、一冊の本にエッセンスはどれくらいあるのかというと、全体の1割から多くても2割程度です。

それ以外の部分は一切、読む必要はありません。むしろ、読むことで無駄の時間になってしまいます。

天才努力家だって、何度も読んでいる

東大法学部を首席で卒業し、ハーバードのロースクールに進み、学位を取得した山口真由さん。いわゆる何でもできる人で「天才」とか「天才努力家」などと言われています。

彼女は、どのような勉強で今の地位を築いたのかというと、7回読んで理解する勉強法です。

多くの人は彼女ぐらい優秀な人であれば、要領が良いはずだから1回で何でも覚えてしまうのだろう、と考えがちです。

しかし彼女ほどのいわるゆデキる人でさえも、何度も何度も読まないことには知識として定着しません。

本を読むことが目的になってしまい、知識の定着までを考えられない人は非常に多いです。

しかし、本当に大事なのは本を読み、エッセンスを抽出し、自分のモノにしていくことです。

僕みたいに読書自体が大好きで、将来は図書館を作りたいと思うような本好きなら時間が許す限り、本を読んだらいいと思います。

でも、そうではないのなら「これだ!」と思う本を何度も何度も読むこと。これが重要になります。

2つ目は、読みやすそうな本を読んでいるというのがあります。

本は読んでいるのだろうけど、なんか話している内容が薄っぺらいと感じてしまう人は一定数います。そういう人の特徴として、読みやすそうな本を読んでいるというのがあります。

読みやすそうな本の具体例を出すと、インフルエンサーと呼ばれているような人たちが出している自己啓発本などがそうです。

別に、インフルエンサーの方が出している自己啓発本を読むことが無価値で読む必要がないとは言いません。読むことで気づきを得たり、学べることだって無いわけではないでしょう。

しかし、時間は有限です。無限ではありません。であるのであれば、最大限、効率的な本の読み方をするべきです。

古典を読むことで論理的思考力が身につく

では、どのような本を読むのが効率的なのか?

それは、古典です。

マーケティング本で言うのであれば、フィリップ・コトラーの「マーケティング・マネジメント」のような本を読むべきです。

なぜか?

それは、論理的思考力というのは自分のレベルよりも難しい本を読むことで養われるものだからです。決して、読みやすい本を読んでも論理的思考力は養われないのです。

本を読む人というのは、基本的に勉強熱心で真面目です。話題になっている本や面白そうな本があれば、「とりあえず読んでみるか!」と本を読みます。

しかし、たくさんの本を読んだからといって、たくさんの知識が身につくかと言うと、そうではないのです。

満足感は得られても、賢くなれるわけではない

先ほども話したように多くの本を読めば、満足を得ることができるはずです。

しかし、実際に力になっているのかというと、なっていません。でも、古典と呼ばれるような本は読むのが大変ですが、読むことで論理的思考力や普遍的な教えを学ぶことができます。

結果的に見てみると、読みやすい本をたくさん読んでいる人よりも、古典を熟読している人の方が力がつくのです。

先ほども言いましたが、インフルエンサーが出しているような自己啓発本が無駄だという話ではありません。見ることで得られるものは間違いなくあります。

ありますが、それよりもまずは古典と呼ばれるような本を徹底的に読み、ビジネスパーソンとしての土台となる基礎を学ぶことが重要なのです。

古典と呼ばれるような本は、どの本も読むのが大変です。理解するのにも時間がかかってしまうでしょう。しかし、そういう本だからこそ、力がつくのです。

時間がないからこそ、古典を読むこと。これが重要になります。

ということで、本日は残念な本の読み方をしている人の特徴を挙げてみました。

本を読む際にやりがちなたくさんの本を網羅的に読むのは間違いです。そうではなく、古典と呼ばれるような本のエッセンスを何度も何度も読み、自分のモノにしていく。これが重要です。

本を読む入り口として、読みやすそうな本から入るというのは間違った方法ではないですが、本を読むことに慣れてきたら古典を読むようにしましょう。

結果的に、そっちの方が遥かに多くのことを学べるので、ぜひ意識してみてください。

では、今日はこの辺で。

ありがとうございました。

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