朝比奈です。
こんなことを思ったことはありませんか?
お金持ちの人はなぜ、お金があるのに仕事を辞めないのだろうか、と。
起業家や経営者の多くは今、仕事を辞めても残りの人生を生きていけるだけのお金があります。
仕事が嫌いな人からしたら「なぜ、有り余るほどのお金があるのに仕事を辞めないのだろうか?」とそう思うはずです。
なぜ、彼らはお金があるのに仕事を辞めようとしないのでしょうか?
その理由について今日は話そうと思います。
結論から先に言います。
彼らお金持ちがいつまでも経っても仕事を辞めずに、現役でいようとするのは仕事以上に魅力的な暇潰しがないからです。
どういうことか、詳しく話していきます。
日々、忙しく働いている人からしたら、暇な生活に憧れている人は多いはずです。僕も前は、暇な生活に強い憧れがありました。
しかし、実際にやってみて分かりました。暇が楽しいと感じられるのは最初だけです。すぐに飽きてしまい、辛くなってくるものなのです。
お金がある彼らは暇がどれほど辛く、そして、苦しいことなのかということをよく知っているのです。だから、仕事を辞めないのです。
僕自身の経験からも言えることですが、仕事も一度辞めてしまえば所属していた時は違います。もの凄い勢いで人が離れていくものなのです。
経営者、起業家という肩書がある時は人は歩み寄ってきます。
しかし、いざ肩書が無くなってしまえば、嘘のように離れていってしまうものなのです。
その場を間近で見たり経験すれば、自分もそうなるのだということが嫌でもわかります。普通は、自分から仕事を辞めてゆっくりしようとはなかなか思えないはずです。
それに経営する側、会社を回す側に回れば、仕事は段違いに楽しく楽しくなります。
経済的にも社会的にも恵まれた、ある種の理想的とも言えるような状況、環境を手放すなんてことは、よほどの理由がない限りはしません。
いくつになっても経営者や会長といった立場に、居座ろうとする人が多いのはそれが理由なのです。
サラリーマンの方でも仕事一筋で一生懸命働いてきた人は、よくこんなことを言います。
「ここまで誰も自分に興味、関心を持ってくれなくなるとは思わなかった」
結局のところ、仕事を通じて出会った人は、仕事の繋がりが無くなってしまえば終わりです。関係が途絶えてしまうものなのです。
しかし、古くからの友人や家族はあなたがどんな立場、どんな状況になっても寄り添ってくれます。
言うまでもないですが、仕事ももちろん重要です。が、周囲の人との関係性はもっと重要なのです。
老後いくら必要なのか?いつまで働くのか?
そう言ったことを考えることも大切ですが、今のうちから仕事以外の人との繋がりを大事にしておくこと。これが楽しい老後を過ごすために、最も大事なことだと思います。
では、今日はこの辺で。
ありがとうございました。
PS.
僕は毎年、両親を旅行に連れて行くようにしています。
それ以外にも、誕生会を毎年欠かさずやるようにしています。
周囲の人からは「朝比奈さんは優しいですね!」とか「親孝行な息子さんですね!」とよく言われます。
確かに、自分で言うのも変な話ですが、良い息子だと思います(笑)。
ただ、僕が旅行や誕生日会を必ず、行うのは理由があるのです。
何かというと、両親が亡くなった後に「あれをやってあげればよかった…」「もっと色んな所に行けば良かった…」ど後悔をしたくないのです。
だから、やっているのです。
もちろん、親には感謝していますし、1日でも長く生きて欲しいと思っています。
しかし、現実問題として、いつこの世からいなくなってもおかしくない年齢だとも思っているのです。
今は昔と違って平均寿命は伸びていて、とても長いです。60代後半であればまだまだ若い部類と言えます。しかし、何が起きても不思議ではない年齢なのです。
最近はよく思うのです。30代になってから、時間の速さが一気に早くなって
いると。
「いづれ…」や「時間ができたら…」なんて言っていたら、間違いなくやらないまま終わってしまうと思います。そして、亡くなってから「もっと色々やってあげればよかった」と後悔するはずです。
身近な人でも親に何もしてあげられなかったことを、後悔している人はたくさんいます。
僕は同じように後悔したくないから、今できることをやっています。
僕の場合、親思いというよりかは自分が将来、後悔しない為にだったりもします。
結果的に、両親は喜んでくれているので問題はないのですが、そんな出来た息子でも優しいわけでもないのです。
世の中には、いろんな人がいるようにいろんな親がいます。
両親との関係において、良い思い出が一切ないという人もいるでしょう。
その場合は無理に歩み寄る必要はないと思います。
でももし、両親が亡くなった時に後悔しそうだなと思うのであれば、できるうちにできる範囲で良いのでやっておくと後悔しないで済むのかなと思います。