Blog

地獄や修羅場を経験すると人は強くなる

「地獄を見た人間は強い」とよく言われます。

僕自身の経験からも、地獄を見た人間は強いと思います。

なぜ、そう思うのか?

その理由を今日は話していこうと思います。

結論から先に言います。

地獄を見た人間はなぜ、強いのか?

それは、どん底を知っているからです。

地獄を経験すると自分が今、人生のどん底にいるということを肌で感じることができます。そうすると、人はそれ以降、大抵のことは動じなくなります。

正確に言うと、「あの時に比べたらどうってことない」と思えるようになります。

何事もなくずっと幸せだったらいい

これは、誰しもが望むことです。誰だって不幸になりたくありません。

しかし、現実問題として現実はそう甘くありません。

予期せぬ出来事が起きて、悪い結果をもたらすことがあります。その可能性は、誰にだって十分あります。

ビジネスの世界もそうです。

景気が良くて売り上げがずっと右肩上がりだったらいい、みんなそう思っています。

しかし、そう思う通りにはいきません。

良い時もあれば、悪い時も当然あるのです。特に、今後の日本経済を考えれば、マクロ的にもミクロ的にもどうしても悪い場面の方が多くなるはずです。

雇用する側の視点で話をするのであれば、今後はよほど魅力的なビジネス、魅力的なビジョンがないと人は集まらなくなっていくでしょう。

なぜそう言い切れるのかと言うと、今まで経験したことのないレベルの人手不足の時代に突入していくからです。

2040年、高齢化率がついに35%を超える

僕は現在、34歳ですが、僕が52歳になる2040年には高齢化率が35%を超えて、国民の3人に1人が65歳以上になると言われています。

しかも、ここ最近は起業のハードルがドンドン下がっており、学生で起業することが珍しくなってきました。

昭和の頃は一つの会社をずっと勤め上げるのが一般でした。

しかし、今では転職が当たり前です。そんな時代において、一部の大企業は別として普通の中小企業が優秀な人材を獲得し続けることが難しくなるのは容易に想像がつくはずです。

では、雇用される側はどうでしょうか。

2020年頃から45歳以上をリストラする企業が劇的に増えました。

初めて見た時は多くの方が驚きましたが、ここ最近では大企業がリストラをしたというニュース見ても、まったく驚かなくなったと思います。

今後も日本企業全体で見れば、少子高齢化による消費力の低下や70歳までの雇用が努力義務となったことからリストラが減ることはないはずです。

むしろ、コロナの影響で苦しんでいる中小企業も多いので、ここからさらに加速して増える可能性のほうが高いでしょう。どちらにせよ、雇用する側も雇用される側もかなり厳しい時代を迎えることになるのは間違いないのです。

どう転んだとしても死ぬことはない

とはいえ、食べる物がなくて餓死して死ぬなんてことは今の時代は起きません。

誰がどう見ても今後の日本は大変な時代になっていくのは間違いありません。

しかし個人単位で言えば、いくらでも方法はあります。最悪、国を出て生活費が日本よりも安い場所に移り住むなんてことだって今の時代はできるのです。



かれこれ、起業して10年経ちました。

その間に良いこともあれば、悪いこともありました。天国を見たことはないですが、地獄を見たことはあります。もう二度とあのような経験はしたくないと強く思っています。

でも、今では必要な経験だったとも思っているのです。

なぜ、そう思えるのか?

前より確実に強くなれたからです。

もし、10年間の間に一度も躓くことなくここまで来ていたとしたら、どうだったでしょうか。

間違いなく、「楽勝じゃん!」「余裕じゃん!」と勘違いをしていたはずです。

しかし、10年間の間で何度も何度も躓いたことでお金を稼ぐことの大変さや上手くいかない時の気持ちが理解できるようになりました。

当時は決して有り難い経験だとは思っていませんでしたが、今思えば、必要な経験だったと思います。

地獄を見れば見るほど人は強くなる

「進んで地獄を見に行け!」とは言いません。

地獄や修羅場なんて経験しないで済むなら、それが一番だと思うからです。

しかし、長い人生を生きていたら一度や二度は地獄だと思う瞬間に出会うことがあると思います。

その時はこう思うようにしてください。「これで今より強くなれるぞ」と。

ドラゴンボールに出てくるスーパーサイヤ人は、死にそうな状況から復活すると今まで以上に強くなります。

僕らも一緒です。

人間も究極に追い込まれた状態から復活すると不思議と強くなります。動じなくなるのです。だから、今より強くなれるぞって思ってください。

もちろん、地獄にいる時はそんな風に思えないと思います。余裕はまったくないでしょう。

しかし、一度地獄を経験したら「案外、なんとかなるじゃん!」ってことを知れるはずです。そしたら、起業家としてもひとりの人間としても強くなれます。

結局のところ、人生なんだかんだ、どうにかなります。

ですので、安心して色んなことにチャレンジをしてほしいなと思います。特に、今後は前に出れる人間が有利な時代になっていく時代です。

だからこそ、ガンガン前へ出てチャレンジしていきましょう。

では、今日はこの辺で。

ありがとうございました。

PS.

逆境や修羅場の時こそ、本を読むといいのですが、本の読み方にもルールがあります。

そのルールについて先日、書いてみました。

よかったら読んでみてください。

超残念な本の読み方をしている人の特徴 朝比奈です。 最近、サラリーマンの方の中でも危機感を感じている人が増えているのか、ビジネス書を読んでいる人を見かける機会が増えま...
RELATED POST