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    「ボールを走らせろ、ボールは疲れない」から考える一人社長の働き方

    こんにちは、朝比奈です。

    少し遅くなりましたが、イニエスタ選手のヴィッセル神戸入りが決まりましたね。

    いろいろな報道を見ているうちに「これ、もしかしたら本当に来るやつかも」なんて思いながらも、あまりにも偉大な選手なので来ることが想像できずにいましたが、ついに加入することが決まり、嬉しく思います。

    イニエスタ選手のヴィッセル神戸の移籍をきっかけにJリーグが世界的にも注目され、いい選手やいい監督がきたら日本サッカーのレベルも上がるはずなので期待したいですね。

    最近はJリーグの試合を見に行っていなかったのですが、イニエスタ選手のプレーが生で見れるならスタジアムに行ってみようと思います。

    なかなかこんな機会ないですからね。

     

    今回、ヴィッセル神戸に移籍してきたイニエスタ選手が所属していたFCバルセロナは「世界一美しいサッカー」をするチームと言われ、見る者を魅了するサッカーをするのですが、その今あるバルセロナのサッカーの土台を作り、現代サッカーの創始者とも言われるヨハン・クライフという人がこんな名言を残しています。

     

    「ボールを走らせろ。ボールは疲れない。」

     

    これ以外にも「ダメな奴らが走るんだ、相手をもっと走らせろ」とか「自分が走る必要は無い、ボールを走らせるんだ 」といったことを言っています。

    これはクライフのサッカー哲学である「美しいサッカー」「スぺクタルなサッカー」をするために言っていたのだと思いますが、これは僕らがやっているひとりビジネスの世界でも同じことが言えるのではないかと思います。

     

    最近では、あらゆるサービスやツールが登場したことによって、ビジネス環境が以前とは比較にならないほど、良くなりました。

    昔だったら会社をやるのにも多額のお金が必要だったし、人も数多くの人を雇用する必要がありました。

    会社のホームページを作るのも昔はものすごく高かったけど、今だったら簡単に作れるし、最近ではペイパルが登場したことで個人でモノやサービスを売ることもできるようになったし、スキルシェアリングが登場したことで自分の得意なことを生かしてお金を稼げるようにもなってきた。

    だから企業に雇わられずに個人で働くという形で仕事をする人が増えてきています。

    そして、今後はさらに増えていくでしょう。

     

    でもいくら世の中が便利になったとしても僕らが自分でビジネスをやるときに忘れちゃいけないことがあります。

    それは、「この仕事、他に任せられないだろうか?」と常に考えることです。

     

    なぜか?

     

    それは、ひとりの人間ができることには限界があるからです。

    僕ら人間は、どう頑張っても365日24時間働くことはできません。

     

    できたとしてもMAXで1日20時間程度でその生活も短期間ならできなくはないですが、長期的にその働き方をすれば、どこか身体に問題が出はじめ、仕事ができなくなる可能性があります(ちなみに、このMAX20時間というのが僕の実体験から言えることでこれ以上働くと死ぬので1日20時間程度が限界です)。

    そして、これは当たり前の話ですが、体力は年々、衰えていきます。

    それも本人が驚くほどのスピードで。

    僕はまだ30代になったばかりですし、身体を鍛えるのが好きなこともあり、そこまでの体力の衰えを感じてはいませんが、僕と同世代の話を聞いても気力・体力ともにかなり衰えてきていると聞きます。

     

    だからビジネスを始めたばかりの頃は、時間や体力があってもお金がないという場合が多いと思うのでそういう場合はしょうがないと思いますが、なるべく早い段階から自分がやるべき仕事と自分がやるべきではない仕事とを分け、自分がやるべきではない仕事は誰かに任せるようにしていきましょう。

    そうすることで次のビジネスに取り組む時間や次の展開を考える余裕が生まれます。

    それができないといつまで経っても日々の業務に忙殺されてしまい、次の展開を考える余裕は生まれません。

    被雇用者であれば、与えられた仕事、やらなければいけない仕事、を淡々とこなすだけで問題はないのですが、自分でビジネスをするのであれば、次の展開を常に考えるようにしないとダメです。

    じゃないと、これだけ変化のスピードが早い現代では生き残れないですからね。

    なので、早い段階で人に仕事を振って、自分(経営者)がやるべき仕事に注力するようにしましょう。

     

    世の中的には、いつも忙しそうにしている経営者といつも暇そうにしている経営者だったら前者の方がよく見られるのかもしれませんが、本当の意味で一流の経営者、一流のビジネスマンは一見暇そうに見える人たちばかりです。

    サッカー選手がボールや人をうまく使ってサッカーするように、僕らビジネスマンは人とツールをうまく使って、ビジネスをしていきましょう。

    そうすることでよりよい仕事ができるはずです。

     

    そして、その際には、お金をケチらずに使いましょうね。

    ケチってお金を使わずに無料のモノで済ませたり、人件費を払うのが嫌だから自分でやろうとする人がいますが、あれが一番ダメですよ。

    迷ったらとりあえず、お金を突っ込む。

    そして、その分、稼ぐ。

    そんなマインドでやっていきましょう。

     

    それでは、また!

     

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