朝比奈です。
こんな記事を見つけました。
→https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2105/04/news017.html
記事を見る限りでは、3分の1の企業が副業を認めていることになります。しかし、見方を変えれば3分の1の企業しか副業を認めていないことにもなります。
国が副業を働きかけているので、副業が当たり前になる社会が訪れるのは時間の問題でしょう。
しかし、当たり前のように誰もが副業をする時代までは、まだまだ時間がかかると思います。
副業関連の話題で、もう1つあります。
副業を開始する際に、会社に「副業をやります!」と報告する人がいます。
おそらく、建前上は副業は問題ないとされているので、当たり前のように会社に報告してしまっているのでしょう。
しかし、会社に報告するのは辞めた方が良いと思います。
なぜ、辞めた方が良いのか?
それは、言ったところで何一つ得がないからです。
副業を認めている企業は、建前上は副業に対して、寛容なところを見せようとしています。
しかし、本音は「副業なんかしなくていいからうちの仕事を一生懸命やっていろ!」こう思っているのです。
本音としては「うちの仕事だけを一生懸命やっていろ!」そう思っていたとしても、今の時代、優秀な人材を社内に留め続けることが難しい時代です。以前のように、給料面で魅力的な額を提示できるほどの余力だってありません。
副業を認めないで優秀な人材に辞められてしまうぐらいなら、副業を認めるしかないということで仕方なく、やっているのです。決して、前向きではないのです。
前向きではないのは会社だけではありません。あなたの会社の上司もそうです。
今の20代、30代の人が上司であれば「副業をします!」と言っても、特に問題なく受け入れてくれるでしょう。
しかし、その上の世代の人達はまだまだ、一つの会社で定年まで勤め上げることが良いことだと本気で思っています。
そんな人に対して、「副業します!」と言って好意的に受け取ってくれるはずがないのです。それどころか、社内での評価は著しく下がるだけなのです。
「どうせいつかは辞めるわけだし、それでも良いのでは?」という意見もあるでしょう。言いたいことはわかります。
が、具体的にいついつまでに辞めるということが決まっていないのであれば、会社に忠誠心があるように見せておく方が賢いやり方だと思います。
同僚もそうです。
会社や上司には副業のことを言っていないけど、仲の良い同僚なら話してもいいだろうと「オレ、副業やってるんだ」と副業をやっていることを言ってしまう人がいます。
本人としては、アイツなら絶対に言わないだろうと思って信頼して言っているのだと思います。でも、同僚が会社の人に言わない保証などないのです。
事実、副業がバレるのは大抵、同僚の密告です。
同僚を一切信用するな、とまでは流石に言いません。でも、相手がどう思っているかはわからないものです。
自分の身を守る意味でも、一切言わないでおく。これが無難だと思います。
最後に。
勘違いをしてはいけないのは、副業をすることは決して悪いことではないということです。これからの時代を考えれば、当たり前の行動です。むしろ、やらない方がおかしいくらいなのです。
ただ、現時点では多くの人が本当の意味での危機感をまだ持てていません。
今後は世の中の大きな変化によって、多くの人が「本気でヤバイ!」と思うようになっていきます。そうなれば、誰もが当たり前のように副業をし、自分のビジネスをしていく流れになっていきます。
ですから、タイミングが他の人よりも少しだけ早いだけなのです。
決して、副業をすること自体が悪いことではないので、自身を持って副業を続けていくようにしましょう。
ただ、そうは言っても先ほども言ったように、現時点では副業に対して、よく思っていない人が多いのが現状です。
そんな状況において、わざわざ「オレ、副業します!」や「副業しているんだ」なんてことを周囲の人に言うべきではありません。
仮に、言ったところであなたの得は1つもないということを、頭に入れておいてください。
何でもかんでも言う必要はありません。一生懸命会社のためだけに働いているということを、ポーズでもいいので見せておけばいいのです。
付き合い方次第では、今の会社が自分の会社のクライアントになるなんてことも可能性としては十分あります。ですから、悪い風に見られて得することなど1つもないのです。
会社で一生懸命働いているそぶりを見せながら、自分のビジネスに力を入れていく。したたかにやっていくようにしましょう。
今日のは話はものすごく大事なことなので、ぜひ覚えておいてください。
では、今日はこの辺で。
ありがとうございました。
PS.
先日、忘年会・新年会離れが深刻だという記事を見つけました。
記事によると、企業の7割が開催しない方向で考えているそうです。
僕がサラリーマンの頃は、よく飲み会に連れて行かれました。当時は、本当に会社の飲み会が嫌でいつも「早く家に帰りたい」と思っていました。それぐらい良い思い出がありません。
別に、飲み会自体が嫌いなわけではないです。
友人や親しい人と飲む飲み会は好きです。けど、好きでもない会社の人と飲んでも一切、楽しくありません。それなら家で好きなドラマとか映画を見ながら缶ビールを飲んだ方が絶対楽しいと思います。
ホント、時間の無駄だと本気で思っています。
だから、僕は「会社の飲み会無くなってほしいな」と当時から思っていました。
今でもコロナをきっかけに会社の飲み会など、無くなってしまえばいいのにと思っています。しかし、家に居場所がない飲み会好きのおじさんは本当に多いです。彼らが会社に居座り続けている以上は飲み会は無くならないと思います。
会社の飲み会が嫌な人は独立するか、飲み会好きおじさんが引退するのを待つか、どちらかしかありません。
労働期間が伸びている傾向を考えたら、会社の飲み会が嫌な人は独立をするのがベストなのかもしれません。