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    生活水準をドンドン上げる経営者は失敗するよという話

    こんにちは、朝比奈です。

    先日、ある方からこんな質問をされました。

    それは、「事業を長く続けるコツはなんでしょうか?」といったものでした。

    どう答えようか迷ったのですが、僕はこう答えました。

    「生活水準を上げないことですかね」と。

     

    これは前にも書いたことがあるのですが、今の時代、長く事業を続けようと思ったら学び続けること。そして、変化し続けること。これが重要です。

    なので、「学び続けること、変化し続けることですかね」と言おうと思ったのですが、なんかしっくりこなかったんです。

    だから、学び続けること、変化し続けることだとは言いませんでした。

     

    しっくりこなかったので、そのあとよく考えてみたんです。

    「失敗する経営者の特徴ってなんだろうか?」って。

    それで出てきたのが、生活水準を上げ過ぎちゃった人なんですよね。

     

    これは経営者に限った話ではないですが、お金を持つとみんな外車に乗ったり、高級時計を腕に付けたり、タワーマンションに住んだり、良いスーツを着たりします。

    別に、それが悪いわけじゃありません。

    だって、自分が稼いだお金なんですから本人が好きなように使えばいいんです。

     

    ただ、一度その生活を知ってしまうと、なかなか元の生活には戻れないんですよね。

    というのも、最初はみんなタワーマンションとか外車とか良い時計を身につければ、優越感を感じ、幸せだと感じます。

    けど、そんなのは一瞬ですぐに慣れます。

    そして、「もっともっと!」と気持ちが出て、今以上の生活を求めようとするんです。

    別に、生活水準をずっと上げ続けられるのならそれでも問題ありません。でも、そんな人はなかなかいません。

    誰でも生きていれば、良いときもあれば、悪いときもあるからです。

     

    これは、経営も一緒です。

    業績が良いときもあれば、悪いときもあります。

    良いときはいいですが、悪くなってしまえば、生活水準を下げないといけないときだってあります。

    そうなった時に人は良い生活をしていた頃の生活水準と今を比較するんです。そして、苦しむんです。

     

    生活水準を上げるのって簡単です。誰でもできます。だから、思っている以上に早く慣れます。

    そして、それが当たり前だと感じます。

    でも、生活水準を下げるのって大変です。

    なぜなら、前の生活と比べてしまうから。

    だから、生活水準を上げる際は細心の注意をしないといけないんです。

     

    特に、家族がいる人は注意しないといけません。

    自分一人なら生活水準を下げることも理解できます。だって、自分が悪いわけですから納得できるんです。

    でも、家族は生活水準が下がることにものすごく敏感です。そして、不満を感じやすいものです。

    だから、注意しないといけないんです。

     

    さっきも書きましたが、別に贅沢な暮らしをするなってことじゃありません。

    贅沢な暮らしをしたくて頑張れる人だっているわけですからね。だから、住みたいなら住めばいいんです。

    けど、生活水準を下げるような事態が起きることも想定しましょう。

     

    ちなみに、僕は時計もしないし、車にも乗りません。家だって、タワーマンションじゃありません。

    生活水準だって普通です。

    それに社員だってゼロなので最悪、自分が生活できる分だけを稼げばいいわけです。だから、何があっても怖くないんです。

    だって、今の生活水準ならすぐに元に戻れますからね。

     

    でも、これがタワーマンションに住んで、いい車に乗って、高級時計を身につけて、毎日飲み歩くような生活をしていたとしたら?

    失うのが怖いはずです。

    そして、前の生活に戻ることが大変なはずです。

    どんな生活をするかは人それぞれです。

    だから、どれが正しいとか間違ってるなんてものはありません。

     

    ただ、一度生活水準を上げてしまうとなかなか下げれないということを知っておくべきです。

    特に、起業を目指すような人は見栄っ張りな人が多く、失敗しがちです。

    実際、生活水準を下げられずに今は何をしているか分からない起業家・経営者の知り合いはたくさんいます。

    なので、今書いた点を踏まえて、どういう生活をするべきなのか、を考えてみてください。

     

    では、また!

     

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