MENU

    出世なんかしなくていいから自分に合う環境を探してみよう

    さっきネットニュースを見ていたらFC東京に所属する久保建英選手が今年の夏にFCバルセロナ復帰すると書いてありました。

    以前から久保君は18歳になったらFCバルセロナに復帰するのではないかと言われていましたが、ネットニュースに書いてあるように本当に復帰するのであれば、すごいことですね。

    まだ決まっていないので話が早すぎますが、いつかバルセロナのユニフォームを着た久保君がカンプノウのピッチで躍動している姿を見られたら良いなと思います。

    久保君の話はこの辺にして、ここからは「自分に合う環境」というテーマで話をしていきたいと思います。

    またこれもサッカーの話になってしまうのですが、ベルギーリーグのシント・トロイデンというチームに鎌田大地という選手がいます。

    サッカー好きの方なら知っているでしょう。

     

    鎌田選手は2018年に日本の企業のDMMが運営するシント・トロイデンというチームに移籍したのですが、シント・トロイデンに移籍してからは現地メディアが絶賛するような活躍を見せています。

    その活躍ぶりから近いうちに代表に招集されるのではないかと噂になっているのですが、そんな鎌田選手も今のチームに所属する前は今のような結果を残せていなかったんです。

    今のチームに所属する前は長谷部選手が所属しているドイツのフランクフルトというチームに所属していたんですが、そこでは出場機会に恵まれず、本来の力を発揮できていませんでした。

     

    鎌田選手は10代の頃からJリーグでプレーをしていて、しかも主力だったので海外に行く前はかなり期待されていたのですが、フランクフルトに行ってからはベンチ入りすらもできない状況でした。

    ベンチ入りすらもできない期間が長かったのでサッカーファンの多くは出戻りのような形で日本に帰ってくるのではないかと思っていたでしょう。

    僕はこれはJリーグに復帰する流れだなと思っていました。

    結局、Jリーグには復帰せず、その後フランクフルトからレンタルという形でシント・トロイデンに移籍。

    移籍してからは日本人選手が多くいたことや出場機会に恵まれたこともあり、Jリーグにいた頃の輝きを取り戻し、今ではベルギーリーグでチームのエースとして大活躍しています。

     

    今回は鎌田選手を例にしましたが、同じような例ってサッカー界ではたくさんあるんですよね。

    前の所属チームでは全然だめだったけど、環境を変えたら目覚ましい活躍をするって本当によくあります。

    だから今いる環境でダメだったとしても違う環境に身を投じたらサッカーキャリアが変わるなんてこともあるんです。

     

    これはサッカー界に限った話ではなく、僕らビジネスマンも一緒ですよね。

    前の職場では企業文化とか働き方、人間関係が合わなかったけど、職場を変えてみたら環境が合ったのかすごく働きやすくなったという話はよく聞きます。

    昔であれば、新卒で入った会社を定年まで勤め上げるという働き方が当たり前だったので「転職」についてネガティブな印象を持つ人が結構いました。

    でも、今はそんなこともなく多くの人が転職を経験していますし、今後はさらに転職をする人は増えていくはずです。

    だから今の環境が合わないなら環境を変えてみたらいいと思います。

     

    まあ、そうは言っても日本人は保守的で変化を好まないところがありますし、我慢の精神が強いので「今いる環境でもうちょっとやってみたら?」とか「次が今より良いとは限らないよ」なんてことを言う人が多いし、思ってしまうので我慢をしてしまう人が多いんですよね。

    だから、日本はこんなに豊かな国なのに幸福度が低いし、身体も心も壊してしまう人が多い。

    それでも昔の日本であれば、会社の言うとおりに働いていれば、給料も増えたしずっと雇用してくれたし、老後も安心だった。

    だから、みんな苦しくても遮二無二になって企業の為に働いていたんですよね。

     

    じゃあ、今はどうですか?

    あなたの会社はあなたが高齢者と言われる年齢になってもちゃんと雇用してくれる保証ありますか?

    ないでしょ、絶対。

     

    企業は企業の論理で動いているので建前上は色々言うでしょうが、厳しくなったらあなたのことは守ってくれません。

    それは世の中で流れているニュースすればわかるでしょ。

    だから結局は自分の身は自分で守るほかないんですよ。

    僕はサラリーマンも経営者も両方経験したのでそれがよくわかります。

     

    それに今、手厚い社会保障で守られているはずの高齢者の人でも年金だけだと生活ができないって言ってアルバイトしてるでしょ。

    今の高齢者ですらそんな状況なんだから今、20代30代の人は自分で自分の面倒を見ないといけないんですよ。

    だから会社の出世なんてどうでもいいから環境が合わないなら合うまで他の環境を探したらって思うんです。

     

    ここまでの話を聞いて、「そうは言っても俺は会社員として出世したい!」というのであれば、今いる環境で頑張りましょう。

    考え方や価値観は人それぞれですし、どちらが正しいとか間違っているとかはないですから。

    ただ、会社や自分の雇用がいつなくなってもおかしくないこの時代に出世することにどんな意味があるんだろう?って僕は思ってしまうのでその労力を自分のビジネスにぶつけた方がよっぽど豊かな人生を送れるのではないかと思うんです。

    結局、会社の肩書きなんてやめたらなんの意味もないですから。

     

    最後に一つ。

    自分にとっての理想の会社なんてものは基本的にはありません。

    だから今いる環境が向いているとか向いていないは別にして、雇用される以外でお金を稼げる力を少しずつでいいからつけていきましょう。

    それはこれからの時代を生きていくなら絶対です。

     

    それを踏まえた上で今いる環境が合わないと思っているなら他の環境を探してみましょう。

    どうしても同じ会社にずっと勤めていると視野が狭くなりがちですが、今以上の環境で仕事をすることは可能です。

    特に今の日本はどこの業界も人手不足で悩んでいるので根気強くやってみてください。

    応援してます。

     

    ちょっと今回は長くなってしまいましたが、以上です。

    ありがとうございました。

     

    朝比奈

    目次